■アルバイトを含め従業員の定着率を調べたことがありますか?
アルバイトを採用しても、2~3ヶ月でやめてしまう…なんてことを繰り返していませんか?
アルバイトが定着すれば、仕事に慣れることにより仕事の効率も上がり、サービス向上につながります。
アルバイトのみならず正社員も同じことです。そのためには従業員の満足度を上げることが重要です。
■アルバイトや正社員を採用する時、労働契約書と労働条件通知書のどちらを従業員に渡していますか?
労働条件を知らせればいいのだからと労働条件通知書を渡しているというお店が大変多いです。中には、
口頭で伝えるだけというところもあります。
もしも労務トラブルが起きたら、口頭で伝えただけでは何も証拠がありません。仮に労働条件通知書を
交付しても、会社側からの一方通行です。
正社員のみならず、パートタイマーやアルバイトを雇うときも労働契約書を交わしましょう。
■就業規則は作ってありますか?従業員がいつも見ることができる所においてありますか?
アルバイトに掃除やちらし配りを命じたら、「そんなことはアルバイト募集の仕事内容にありませんでした」
なんて言われたことはありませんか。
就業規則は包括的労働契約です。従業員に守ってほしい店のルール、業務内容は就業規則で明確に知らせましょう。
■サービス残業をさせていませんか?残業代の未払いはありませんか?
「残業代なんか払ったら、店が潰れてしまう」と言う経営者さんがいますが、残業代を払わない会社に優秀な
人が長く勤めるでしょうか?優秀な人ほどさっさっと辞めていきませんか。そして残ったのは優秀ではない人達です。
残業代は計算方法によっては削減できます。また、アルバイトやパートタイマーを効率よく配置すれば
フルタイム勤務の従業員の労働時間を減らすことができます。
効率よい人の配置と勤務時間計算を行い、払うべきものは払いましょう。
飲食業・小売業は、従業員が意欲的に働けば、必ず売上は向上します。そのためには、従業員が不満を
抱くことなく働ける環境作りが重要です。平成22年4月に改正労働基準法が施行され、ますます残業代が
大きくなってきます。従業員の労務管理を見直すのは今です。